面接というのは、短い時間の中で自分のことを最大限にアピールしなくてはなりません。さらには、面接官とのやりとりでコミュニケーション能力もチェックされています。そのため、自分のことばかり長々と話すのはNG。求められるのは、分かりやすく要点がはっきりしている会話と、質問に的確に答えられるかという部分です。人と話すのは得意!と思っている人でも、もしかすると「分かりやすい話をするのは苦手」な人もいるかもしれませんよね。
自分の癖を把握することは大切です。例えば、日ごろ人とたくさん話すのが好きだ、という人でも会話の癖というものはあります。そして、その癖というのは無意識に現れてしまうものです。そのため、自分の日ごろの会話を振り返ってみましょう。例えば、人の目を見ないで会話をするのが癖になっていたり、相手に配慮せず一方的に会話をしていたりしないでしょうか。面接はあくまでも面接官と対話することが大切です。そのため、相手の目をしっかりと見て会話すること。プレゼンテーションのように一方的に自分の話をし続けるのではなく、相手の話もしっかりと聞くことがポイントです。また、人に質問されて考え事をするときに、視線をきょろきょろと変えたり、座っているときに背中を曲げたりしていないでしょうか。面接でも、こういった基本的なマナーが大切になります。
面接においては、会話は結論から言うように心がけましょう。面接官からの質問に答える際に大切なのは何より印象に残ることです。しかし、あらかじめ面接で話すときの内容を準備していると、質問の答えは長い文章になりがちです。そのため、結論が最後に来がちになり、面接官に対して何が言いたいのかが曖昧になってしまいます。そのため、まず最初に質問の答えとなる結論を最初に持ってくることによって、より話しの内容を印象的にすることができます。例えば「あなたのセールスポイントは?」と聞かれた場合、「私は○○を何年経験しており、○○の・・・」と答えるよりも、「私のセールスポイントは○○です。なぜなら○○を何年経験しおり・・・」と話したほうが、会話が簡潔になり、さらに言いたいことが始めに来るので相手にも伝わりやすいですよね。
面接に成功するカギは、日ごろからの会話に少しで良いから気を配ることです。相手ときちんと対話をしているのか。そして、自分は分かりやすい会話ができているのか。癖というのはすぐに直していくのは難しいので、日ごろから意識していたいですね。
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