転職することはマイナスポイントなのか?

人により様々な雇用形態で働くのと同時にどんな職業で働いていくのかは人それぞれです。その中で生涯同じ会社で働く人や転職する人、または自分で会社を立ち上げる人などに分かれます。しかしこの3つの人の中で1番マイナスイメージを持たれるのが転職した人だと思います。そこで今回は本当に転職することがマイナスイメージに繋がるのか考えていきたいと思います。

転職者に対して採用する会社の人が1番懸念することは採用した人に直ぐに辞めてしまうか否かということです。会社が求人を出しているということは確実に人員が足りていない訳で、直ぐに辞められてしまうとまた人員を探さなくてはならなくなってしまいます。また直ぐに辞めなくてもキャリアアップの為に他の会社に移られてしまってはそれまでの時間や研修や講習、資格取得など会社がその人につぎ込んだものが全て無駄になってしまうので転職者に対しての見る目は自ずと厳しくなってしまいます。  しかし面接などを通じて自分が何でこの会社に転職したいのか、会社に入って長いスパンでどんなことをしてどんな風になりたいのかの明確な理由を説明しできれば転職はけしてマイナスイメージにはなりません。 

転職者対しては前の仕事を辞めてきた分、仕事に対しての責任感の有無を疑問に思う人も少なくはありません。仕事を辞めて新しい会社に入ってきたということは、前の会社で自分が会社を辞めるにあたっての引き継ぎや対応をしっかりやっていたとしても、自分の仕事を引き継ぐ人や自分の代わりになる人材の補充、育てた人材の流失など会社には多少なりとも迷惑をかけていることになります。転職先の人はその辺りのことに対してちゃんと考えられる人かどうかという疑問を持ちます。  そこでこの疑問を解消する為にも前の会社でやってきた仕事内容や実績、それに伴い取得した技術や資格などを細かく説明していく必要があります。 

転職する理由として金銭面の不満の次に多いのが人間関係のトラブルです。このことは当然、転職者を採用する会社は把握しているので転職者に対しては必ず人間関係が上手く築けるか否か疑問を持っています。人間関係が上手く築ける人だと思ってもらう為には、
 面接前の電話対応をしっかりし、面接当日のあいさつや面接中面接官の目を見てしっかりと応対するほかありません。むしろ人間関係しっかり築ける人だと思われるには入社後周りとのコミュニケーションをとる方が大切です。 

ここまで色々と話してきましたが会社を辞めて別の会社に入るということは会社を辞めたことがあるという事実が残るのでマイナスイメージと思われがちです。しかし自分の過去の実績やそれに伴い取得した技術、資格、転職先でどんなことをしてどんな風になりたいかということを説明できるよう詳しく明確にしておく必要があります。まためでたく入社できたとしても会社というのは一つのチームなので周りの人と密にコミュニケーションをとり、人間関係を形成していくことが転職者へのマイナスイメージの払拭に繋がります。